会員の大会レポート

第4回柏オープンゴルフ選手権への参戦レポート


2023年10月30日、千葉県柏市の藤ヶ谷カントリークラブにて、第4回柏オープンゴルフ選手権が開催されました。
「柏オープン」は、ゴルフキャスターの薬師寺広氏が会長を務める柏ゴルフフェスタ実行委員会が主催する千葉県柏市を中心としたオープンゴルフ競技です。

今回、「柏オープン」では初めて、障害者ゴルファー枠が設けられ、日本障害者ゴルフ選手会(DGP)会員の秋山卓哉選手が出場しました。



「柏オープン」は、プロもアマも、年齢も性別も関係なく誰もが挑戦出来る選手権を謳っており、出場枠のうち、約40%は予選会枠となっています。
今年も、4会場で予選会が行われ、各会場での上位選手が本戦に出場しました。
予選会では、プロを中心としたオープン枠、社会人アマチュア中心の社会人枠、シニアゴルファーを対象にしたシニアアマ枠があります。そして今年から、これらに加えて障害者ゴルファー枠が新たに設けられました。

10月9日に紫カントリークラブあやめ36東コースで開催された予選会では、障害者ゴルファー8名が出場し、1枠の障害者ゴルファー枠を巡って競いました。
当日は生憎の雨。しかも豪雨となり、競技の成立が危ぶまれましたが、なんとか全プレーヤーが18ホールを回りきり、競技成立となりました。
その日出場した障害者ゴルファーの中でトップスコアだった秋山卓哉選手が、第4回柏オープン本戦出場を決めました。

第4回目となる今回は、歴代優勝者の増田伸洋プロ、倉本昌弘プロや川岸良兼プロなどのシニアプロの他、レギュラーツアーから勝俣陵プロや塩見好輝プロ、またDGP会員で日本初の義足のプロゴルファー吉田隼人プロなどプロゴルファー82名、各予選会を突破した社会人アマや元プロ野球選手の松坂大輔氏などアマチュアゴルファー43名が出場しました。

秋山選手は、永久シード保持者でもある倉本昌弘プロ、Abemaツアーなどで活躍する石渡和輝プロらと同組でラウンド。秋山選手は、緊張と6800ヤードを超える距離に苦戦し思うようにスコアを作ることができず、119位タイで試合を終えました。

秋山選手は「プロの試合のため、ギャラリーも多く、スタートホールではスターターの薬師寺キャスターに紹介されてスタートするなど、プロゴルファーの気分を味わうことができました。ラウンドでは、レジェンドの倉本プロのプレーを間近に見ることができ、大変勉強になりました。ラウンド後には、スタジオに呼んでいただき、薬師寺キャスターやプロゴルファーの佐藤信人プロにインタビューしていただけるなど、大変貴重な経験ができました。また、障害者ゴルフの認知拡大にもつながりましたし、今回の大会で出会った多くの方々が、障害者ゴルフというものに興味を持っていただけたことが、大変良かったと思います」と話しました。

柏オープンは来年以降も、今年同様に障害者枠を設け、予選会を開催する予定です。
多くの障害者ゴルファーの目標の一つに、同大会への出場が加わることが期待されています。