選手会について About

目的・目標を持ってできる 生涯スポーツの1つとしてのゴルフ

現在、日本は世界第2位のゴルフ人口(約1,000万人)と同3位のゴルフ場数(約2,400コース)を抱えるゴルフ大国であり、一般の間でゴルフは非常にポピュラーな生涯スポーツとして定着して います。これは、ゴルフの持つゲーム性の面白さもさることながら、年齢や性別を問わない点、体に負担の少ない運動であること、そして広大な自然の中で仲間と楽しく過ごす爽快感等、心も身体もリフレッシュでき、高い充実感を味わうことのできるスポーツであるからだと言えるでしょう。

「障害者スポーツ」という観点からも、さまざまな種類の障害を持った幅広い障害者が、リハビリテーションの一環として、人生を楽しく過ごせる生きがいのため、またアスリート意識を強く持ち、技術を磨き高いレベルでの国内・海外の競技への参加など、色々な目的や目標を持ってできる数少ない生涯スポーツの1つです。

理事長:小池 良太郎

自由にゴルフを楽しめる 機会・環境が障害者にとって少ない

しかしながら、日本国内における障害者ゴルフを取り巻く環境は、一般社会への認知度の低さに加えて、障害者への周知もまだ十分とは言えず、障害者が自由にゴルフを楽しめる機会や環境も少ないのが現状です。

今後、JGA(日本ゴルフ協会)等のゴルフ団体上部組織、行政機関、メディアなどの協力を得て、障害者ゴルフの地位向上と、広い普及を目指す活動が必要です。また、国内の障害者ゴルフ選手間の交流や情報交換を通じて、当団体による障害者ゴルフ競技会の開催、各障害者ゴルフ団体主催の大会への参加の呼びかけ、海外の障害者ゴルフ団体との交流や国際大会への選手団派遣、障害を持った子どもたち向けのゴルフ体験教室など、すべての障害者ゴルファーが、ゴルフに接する機会をより多く持ち、生涯スポーツとして楽しむことの出来る活動もあわせて進めていく必要があります。

そのためには、当団体の情報を一般に公開し、活動内容を透明化することにより社会的な信用を得ることが必要だと考え、NPO法人を設立するに至りました。

障害を持っていても安心して楽しく ゴルフを通じて生き甲斐を

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催は、国民のスポーツへの関心を高め、スポーツ振興、国際親善、地域の活性化だけでなく、障害者スポーツの認知ならびに、障害者の活動への理解向上 に寄与するものと確信しております。

こうした気運の高まりをひとつの契機を捉え、障害者ゴルフを通じ、障害を持っても生き甲斐を持って安心して楽しく過ごすことができる社会作りに貢献して参ります。皆々様のご支援、ご協力を頂戴したく何卒宜しくお願い申し上げます。

小池 良太郎
「NPO法人 日本障害者ゴルフ選手会」理事長